続・能登半島地震の災害派遣

当協会の監事から本業で行ってきた能登半島地震の災害派遣の活動報告を受けました。

実際に被災地で活動した人の報告はさまざまな気づきがあると思いますので、下記に共有させて頂きます。


先日、災害支援のため派遣された任務から無事戻りました。

派遣された週には23班が石川県へ入り、続く週にはさらに30班となり、県内各地で下水道の被災状況の調査を一斉に行いました。


能登半島の中程に位置する七尾市では、半島がくびれている部分があり、そのくびれより上の地域へ行く道路ではまだ通行制限が敷かれており、そちらを担当した班から聞くところでは被災の状況もより深刻なものであるように感じられました。

私が担当したのは、七尾市のくびれより下の地域で、報道されることの多い輪島市など半島の上のように壊滅的な状態ではありませんでしたが、上水道や下水道などの生活インフラには確かな損傷が見られ、地域住民の皆様は不便を強いられている状況でした。



<黄色矢印・活動中の監事堀口氏>



家屋に目を向けると、壁が剥がれ落ちたり、損傷を受けた家屋があちこちに散見されました。

一部では倒壊した家屋も見られ、倒壊していない場合でも「危険」と判定された家屋があり、その結果、まだ避難所での生活を余儀なくされている方々がいらっしゃいました。

このような状況を目の当たりにし、早期の復興の必要性を強く感じました。



一方で、パチンコ屋などの店舗は壊れた電光掲示板で営業を続けており、したたかさを感じました。被災地であっても、それまで普通に生活していた生活の場なのですから、不便さを受け入れつつも、可能な限り日常生活を送ることの重要性を改めて認識しました。


災害支援の現場から戻り、私たちにできること、またこれからの復興支援に向けての課題について、考えさせられる経験となりました。

地域の皆様の一日も早い復旧、復興を心から願っております。

(プライバシーに関わる可能性があるので画質低めにしています。)

NPO法人名古屋外国人共生支援協会

Nagoya Foreigners Symbiotic Support Association 共に生きる社会を