地域と教育の視点から
私たち NPO法人名古屋外国人共生支援協会 は、愛知県において、外国人住民の生活相談や多文化共生に関わる支援を行っています。日々の相談対応を通じて感じるのは、来日後の課題だけでなく、来日以前の地域や教育環境が、その後の生活にも大きく影響しているという点です。
そうした視点から、以前ご縁があり教育支援に関わった フォンドワ大学(Université de Fondwa) に、改めて関心を持つようになりました。同大学はハイチの農村部に拠点を置き、農業を柱に人材育成を行う私立大学で、都市や国外への移動を前提とせず、地域に残ることも一つの選択肢として支える教育を重視しています。こうした姿勢は、名古屋で多文化共生支援に携わる私たちにとっても、日々の活動を見つめ直すうえで多くの示唆を与えてくれます。
当団体の活動の軸は、あくまで日本国内での多文化共生支援にあります。一方で、このような海外の教育や地域づくりの事例に目を向けることは、支援の現場をより広い視野で捉え直すための大切な機会でもあります。
本年も、地域に根ざした支援を大切にしながら、こうした学びを地域の現場に還元していきたいと考えています。あわせて、海外の教育支援のあり方についても、ともに考えていくきっかけになれば幸いです。
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