高校生との対話から見えてきたこと
先日、高校生の方からご連絡をいただき、多文化共生についてお話しする機会がありました。研究者向けの情報サイトである researchmap を通じてのご連絡で、このような形で対話の機会をいただけたことをありがたく感じています。
話をする中で、改めて感じたことがあります。
それは、言葉の問題以上に、「制度や生活の仕組みの分かりにくさ」が、日常の中で大きな負担になっているということです。
行政手続きや医療、契約といった仕組みは、日本人にとっても簡単ではありません。外国人の方にとっては、それがそのまま生活の難しさにつながることがあります。
しかも、こうした困りごとは外から見えにくく、「本人の努力の問題」と受け取られてしまうことも少なくありません。
行政は制度を整え、公平に支える役割があります。一方で、現場では制度だけでは届かない部分もあります。この二つは対立するものではなく、補い合う関係にあります。
私は、制度に関わる立場と、現場に関わる立場の両方に関わる中で、
「制度と現場のあいだ」
に立つことの意味を考えるようになりました。
制度があっても届かない人がいる。現場にはニーズがあるが、制度が追いつかない。
その間をつなぐことが、これからますます大切になっていくのではないかと感じています。
今回の対話は、自分の活動を振り返る機会にもなりました。
これからも、そうしたあいだに立ちながら、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思います。
0コメント