愛・地球リレーシンポジウム2025 第2回 参加報告
本日、愛・地球リレーシンポジウム2025 第2回に参加しました。
本シンポジウムは、愛知万博20周年記念事業の一環として開催され、2005年愛・地球博の理念がどのように継承・発展してきたのかを振り返り、現代の課題について議論する内容です。
お盆休みの最中で天候も優れませんでしたが、多くの参加者で会場は大変賑わっていました。
基調講演「SDGs時代の自然の叡智と地球大交流」では、愛・地球博チーフプロデューサーを務められた福井昌平氏より、当時の理念や意義について貴重なお話を伺いました。
特に、愛・地球博は21世紀最初の博覧会として「地球市民」という概念を重視した点を改めて再認識することができました。
続くポスター発表では、9団体が活動を紹介。その中で、特に以下の3団体の方々と直接お話をする機会をいただきました。
世界首長誓約
名古屋大学環境学研究科の杉山範子特任教授と名刺交換し、世界首長誓約の概要をご教示いただきました。杉山先生は気象キャスターを経て環境学博士を取得され、ドキュメンタリー映画『WENDE』シリーズにも出演されています。課題として、まだ賛同していない首長も多く、認知度向上が重要であるとのことでした。丁寧にご対応くださり感謝しています。
中部国際空港株式会社
中部国際空港サステナビリティ推進室の重野様からお話を伺いました。今年5月から、家庭で使い終えた天ぷら油を活用したSAF燃料(持続可能な航空燃料)の実用化を開始されたそうです。再利用率が高く、今後の成長が期待される取り組みだと感じました。
なごや環境大学
名称は大学ですが、実際には市民が主体的に楽しく学べるネットワークで、要件を満たせば自ら講座を企画することも可能とのことです。
今回の参加を通じ、環境活動や持続可能性へのアプローチには多様な形があり、それぞれが地域や立場を超えて連携することの大切さを改めて実感しました。
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